あれはきっとただの日常だったんだよ。とても輝かしい日常だったんだよ。

「作詞しようよ」での事だけど、
誰かがいなくなって、戻ってくると
また誰かがいなくなっている。
それをずっと繰り返している様な気がする。

私生活が忙しくて来れない人、
詞を書かなくなった人、
なんとなくや、
何かしら自分の中での誓い、であったり。
飽きちゃったり、とか。

来なくなる理由や事情はホントに人それぞれで、
どんな事情にしても、誰かが肯定や否定をできる範疇ではないんだよね。
僕だってつい最近まで姿を消していた訳だから。

ふと、このまま昔の様に、皆が皆揃う瞬間っていうのは
もう二度と訪れないのかもしれないな、

と、思った。





「作詞しようよ」の世界を、日本のメジャー音楽シーンに例えると、
今仲の良い人達って、大体同時期くらい、
少なくとも僕がデビュー(あえてこういう言い方)してから
半年前後以内に来られた方々だと思うんだけど、
いわゆる「同期」っていう人達だな、と。
そういう人達(ミュージシャン)が、解散してしまったり、
活動休止してしまったりで、
続けていても、僕とは違った土俵であったりとか。
そうこうしている内に、どんどんニューカマーがやってきて
音楽シーンてモノが変わっていって、
その中で僕はどういうスタンスなのかな。
きっと特に意識している訳じゃないんだけどさ。

もしかしたら、80年代のバンドブームってこんな感じだったのかな。
一気にたくさんの人が現れて、たくさんの刺激が一度に起こって、
それがあのサイトを舞台に、一種の大きなムーヴメントとなったんだけど、
何かを境にして急にその波が急速に収まっていって、
今では残っている人もまばら。
その残り少ない中でも、また一人、また一人といなくなって。


前は「あ、あの人がこういう事書いてる。じゃあ僕も書いてみようかな」とか
「あの人がこう書いたなら、僕は違う事を書こう」とか
そういう風な書き方ができたけど、今は少し違うかな。
それが良いとか悪いとか、感情的な事は全く関係なく、ね。
肯定も否定もとっぱらった、ただの事実としての意識だよ。

もちろん僕は「昔は良かったなぁ」とか、
「最近の若いもんは」とか言うつもりは全くないし、
きっとこれからも出来る限り続けていくんだと思う。
ただ、あの不思議なムーヴメントの渦中にいて、貴重な経験ができた上に
今、こうして作詞活動を続けていられるっていうのが幸せなんだな、
って、少しだけしみじみしながら考えるんだよ。

そして、もう二度とあぁいう経験はできないんじゃないかな、て
少しだけそんな予感もしてるんだ。
悲観的になってる訳じゃないよ。

あえて「ムーヴメント」って言い方をしたけど、
ホントはきっと特別な事でもなんでもなくて、
ただの日常だったんだろうな。
そしてその日常は今も続いているんだろうな。
そう考えると、あえてドラマチックな演出しなくたって、
日常ほどスリリングなモノはないな、って考えに今は着地するんだ。

考えてみれば、僕らってとても奇妙な関係だよね。
詞がきっかけで出会った人々だけど、
今は詞なんてフィルターを通さなくても、関係を保っていられるからね。
とても素晴らしい事だし、ありがたい事だと思うよ。

なんか、まとまらないけど、別にいいか。
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by karasimutard | 2006-01-25 09:52 | ♪一言
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