カテゴリ:☆キミトイタヒビ( 16 )

君のおとしもの

昼過ぎに起きた 外はまだ雨模様
これで3日目だ よく振るなと感心

「拍手の音に似てるから 雨はキライじゃない」
ってよく言ってた君はもう地上にはいない
今じゃ僕がかわりに雨の日には必ず言って
「なるほど!」なんて皆に驚かれたりしてるよ

何の予定もない 雨足は強く続く
止む気配はない それも良いと微笑む

「ハンバーグを焼く音にも 似てると思わない?」
ってはしゃいでた君はもう地上にはいない
雨が降らなくても思い出し 忘れた日なんてない
今日の夜はハンバーグにしようと思った

天国の暮らしはどうだい?
美味しいモノがたくさんありそうだな

窓から雨を見て君と話す
今日はそんな午後にしよう

これだけ降れば 花は大喜びだな
そういえば 君も花が好きだった

「またやっちゃったよどうしよ? 拭くの手伝って」
っていつもジョウロを落として水浸しになり
困った顔で僕を見つめる姿も覚えている
晴れの日だったのにびしょ濡れの君ってば笑えた

天国の暮らしはどうだい?
キレイな花がたくさん咲いてそうだな

あぁ そうか なんで雨がこんなに続くのか わかった
きっと 天国で君は花を育てる仕事について
そっちでもまたジョウロを落としてるんだろう

豪快にやりすぎだよ・・・もう
笑えるな


ハンバーグ食べて 横になったらうたた寝
そして僕はね 不思議なユメを見た

「久しぶり 元気にしてる? 雨降ってるでしょ?」
それは白い羽衣を着た君の姿だった びしょ濡れの
「あたしこっちで園芸部長になったんだよ
だけどまたジョウロ落としちゃった とほほだね」

「あ、君も今日のご飯ハンバーグだったんだね?
こっちもそうなんだよ 地上に雨が降った日はね
天国では本当にハンバーグ焼いてたんだよ
そろそろ出来るみたい それじゃあまたね」

「あ、そうそう。

もう園芸部長のお仕事は終わったから

明日は そっちも晴れるよ・・・」


早朝に起きた 外は綺麗な朝もや
慌てて外に出る 青空を予感させる雲

その雲が 白い羽衣を着た君に似ていた

あれはユメではなかったんだと思う・・・

天国の暮らしは楽しそうだな
いつかは僕もそっちへ行くから

それまで元気で生きているよ・・・
それが君との最後の約束だから・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 04:46 | ☆キミトイタヒビ

空とハーモニカ

知らない街まで行く気になった
読みかけの本を広げて笑う
バスにゆらゆら 4,50分くらい

カバンにはまだ本が三冊と
君にもらったハーモニカが一つ

どうしても忘れられない空だった日
今日がそんな風になりそう

夏を歌った鳥が海を渡る
時間を止めた夕暮れが
影を長くそこに留めようとする

はにかみ屋で照れ屋の君の事
ハーモニカの音で蘇える

鮮やかに色づいていく空だった日
今日はまさに宝物

出会ったのも サヨナラしたのも
ハーモニカもらったのも こんな空の夏だった
もう一度 二人で見上げていたかった

君はもう笑わないし 動かない
今 命は 君がくれた音色の中
また夏が来るまで 元気でいよう

どうしても忘れられない空だった日
今日はそんな一日

鮮やかに色づいていく空だった日
宝物のハーモニカ

どうしても忘れられない君といた日々
僕はまだ見上げてる
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by karasimutard | 2005-03-26 04:45 | ☆キミトイタヒビ

イノチノカタマリ

雲の上から あなたを見てる
私のタマシイ 昇っていく
あんまり時間は ないみたい
もうすぐナミダも 出なくなるの

雲の上から あなたを見てる
あんなに泣いて くれている
まさかそんなに 泣くなんて
思ってなかったの なんか嬉しいな

すごく すごく あなたに会えて嬉しかった
だから だから 私は幸せだったんだよ

雲の上から あなたを見てる
イノチノカタマリ 形を変えて
とほほだよね 寂しいな
でもこの眺めは ちょっとスゴイよ

ただヒトツだけね ココロ残りは あなたが心配
もう時間ないけど 叶うのならば 私の分まで
生きていてね・・・

雲の上から あなたを見てる
もうこれからは ずっと見れるから
どんな思いで いるのかが
お見通しだから 隠せないよ

だけど だけど あなたがすごくツライのが
全部 全部 わかっちゃうから悲しいな

私の声を 聞くにはちょっと 特別なチカラが
要ると思うけど あなたの声は ちゃんとしっかり
聞こえてるよ・・・



あぁ もう時間みたい
雲が割れて 光のトンネル おむかえみたい
すごいキレイだよ 眩しいよ
この景色を あなたと一緒に見たかったな
なんて贅沢かな? ・・・・・・ゼータクだよね

あぁ ごめんなさい
最後なのに 私はナミダを こらえている
でもダメ泣きそう なきそうだよ
泣いている あなたに何もしてあげれない
ごめんねごめんね・・・・・・ゴメンナサイだよ


せめて 最後のナミダ 我慢しないで 流そう
そして このナミダが 雨に変わって あなたを

包み込みますように・・・


2人で咲かせようって言った コイビトの花
偶然見つけて楽しかった サーカスのテント 
いつもおごってくれてた大好きな フルーツパフェ
私の誕生日に買ってくれた ハーモニカ
一度別れちゃったね 今思えばコドモだった ラストシーン
そして また会えた時 寒がりな私は トナカイみたいな鼻だった
そして・・・そして・・・私の命のかたまり 
ずっと覚えてるって言ってくれたね


全部 全部 私の大切な 思い出たち・・・・・・

こんなに素敵な出来事 たくさん たくさん


雲の上から あなたに送る
私の最後の 言葉は・・・・・・


「ありがとう・・・・・・」



聞こえたかな?


もしも もしも あなたがツライのならば
私 私の事 忘れても良いんだよ

私にはあなたがくれた思い出があるから

大丈夫だから・・・


そして いつか 雲の上のこの世界で

私と あなた 再会した時に思い出してくれれば良いよ・・・


願いはヒトツ

ただ

後悔のないように


生きていてね・・・・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 04:44 | ☆キミトイタヒビ

命のかたまり

「雨はキライじゃない」って言ってた 「拍手の音に似てるから」って
なるほどなって思った 雨がキライじゃなくなった

時間は常に一方通行で 生きるのも死ぬもの同じ方向へ
ビデオデッキが欲しい テレビしかないから
そのテレビもなんか壊れてて 音がでない

ベッドの上の君はずっと 窓から青い空を見てた

「将来ナニになりたいの?」って 初めて会った頃君は訊ねた
その時の僕は沈黙した後 わからないって答えた

君はナニになりたいのって聞いたら 「鳥になりたい」と真顔で言った
おかしな娘だな と思いながらも
なんだか聞き流せなくて がんばれよ と返した

あれから更に地球は回り 残された時間はあと僅か

君の命のかたまり 少しずつ小さくなっていく
僕ができる事はベッドの横でリンゴを剥くだけなのか
窓の外から見えるのは 毎日同じ景色ばかりで
静かすぎるテレビうざい 雨が降れば良いのに

雨はキライじゃないどころかむしろ 待ち遠しいくらいになってた
それくらいの景色の変化でも 君に見せたい


君がいなくなった後も この地球は回る 回る
止められない僕が君にできる事とは なんだろう

鳥になりたがっていた君は
その命と引き換えに




空へ


空へ・・・・・・



君の命のかたまり 雨になって空から落ちる
生きるのも死ぬのも 巻き戻せない一方通行の地球
涙が雨と溶け合う間 君の雨が僕を包む
将来なりたいモノ やっと見つかった気がする

僕の命のかたまり 相変わらず回る 回る
君の命のかたまり 僕の中で回り続ける
雨が好きで 鳥になりたがった少女の事 忘れない
僕は空の下から 君は空の上から この地球を見てる


将来なりたいモノ 地球が止まる瞬間まで


君の事を 覚えている人


それが 僕のできる事・・・・・・


今は涙だけ 止まらないけど・・・・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 04:42 | ☆キミトイタヒビ

トナカイ

よく晴れた24日 でも風は冷たく
なんとなく出かける気になれない

寒がりだった君 いつも震えていて
鼻を赤くしていた だからトナカイみたいって
言ったらフツウに怒られた 当たり前

寒がりだったから 白いロングコートを
君を喜ばせたくてプレゼント

冷えた手をとりあって駅前で
大きなツリーの下で 二人顔よりそいあって
記念写真を使い捨てカメラで撮った
全て去年の出来事 君はもういなくて

聖夜に祈る もしキセキが起こるなら
去年の君に会いたい 時を戻して

あのカメラまだ1枚 残っているから
現像は未だにしていない

ホントは最後の1枚とったら
完全に君が「過去の出来事」 になりそうで
コワくてずっとほったらかしにしていたけど
だけど 去年の出来事にサヨナラしなきゃ・・・

聖夜に祈る キセキが起きなくても
どうかせめて 僕が泣きません様に


あの時 君と撮ったのは26枚
「 あと1枚は来年のために残しておこう」 って
君のアイディアだったんだよね
ナイスアイディアだったよ

ヒトリでツリーへ向かう
最後の1枚を撮りに
フタリがいないツリーが
最後の写真にふさわしい


カメラ覗き シャッターに指をかけた時



キセキが 起こった・・・


時が 戻った みたい だった・・・



相変わらず大きいツリーの下で
見覚えある 白いロングコートがいた

震えながらヒトリで君が立っていた
名前呼んで 振り向いて驚いた顔は
相変わらず鼻赤くて トナカイみたい
でもきっと僕も同じ顔をしていたんだろう

無言のままカメラを見せたら 君は笑った
無言のまま手をとり 顔を寄り添いあって・・・

やっぱりナイスアイディアだったね
こっちの方が27枚目にふさわしい

聖夜に祈り キセキが起きたのに
少しだけ ほんの少しだけ

僕は泣きそうになった・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 04:42 | ☆キミトイタヒビ

ウソつきの祈り

23時半「久しぶり」君からの声がケータイから
相変わらず元気そう 半年前はコイビトだった
未だにトモダチでいられるのは 君のおかげだと思う
変わらない笑い声で 色々話してくれるから

小さい頃 「ウソをついてはいけない」と誰かに教わった

『あなたが落としたのは 金のオノ? 銀のオノ?
それとも フツウのオノ?』

正直者は全部もらえる

明日も朝が早いけど もう少し君と話していたい
何か良い事あった時の 早口になるクセもそのまま
「新しいコイビトができたの」と早口で君は言った
変わらない笑い声で そんな事まで話してくれる

平然を装って 「良かったね」と強がるのが 精一杯

僕が失くしたのは 今の君? 昔の君?
それとも ソウゾウの君?

ウソをついたら何ももらえない

そう ソウゾウの中の君は 永遠に変わらぬ笑い声で
まだ 僕の一番近くで 少し早口で話してくれる

ウソをついた僕は それすら失ってしまうのか?


25時半「おやすみ」と君からの声が聞こえなくなる
明日も朝が早いのに ゼンゼン眠れそうにない
君はもう君の時間を生きているのがフシギだった
それより僕が平気でウソをつけた事がフシギだった

僕が求めているのは 今の君? 昔の君?
それともソウゾウの君?

正直になっても 全部は戻らないから


せめて ソウゾウの中で



これからの君の幸せを祈ってるよ・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 04:41 | ☆キミトイタヒビ

ピリオド

夜の帰り道 昨日テレビでやってた
心霊特集見たのを少し後悔
それだけが原因てワケじゃないんだけど
いつもの帰り道 少し違って見えるよ

明かりがついた部屋 「おかえり」の声が
1日が終わる度 懐かしくなってく

君が残した花 つぼみのまま揺れてる
僕らが選んだ ピリオド今も浮いてる
それぞれのページの行方を書き続けてる
君の夢も最近 あんまり見なくなったよ

君の顔 いつでも思い出せるけど
どんな眉 どんな口かは 少しずつぼやけてく

いつの間にか慣れている 君がいない僕の生活
お別れした後も 白いページは続いてく
お互い違う明日へ 向かう事決めたピリオド

夜の帰り道 花の本を買ってきた
つぼみのままの君の花 咲かせてやる
君のためじゃなく もちろん僕のでもないが
コイツも花に生まれたのだから 咲いてみたいだろう


1日1ページ 白いノート埋めていく
嬉しいページ 悲しいページ増えていく
そしていつの日か ふと 後ろを振り返り
遠くにある君とのピリオド見てみたい

いつかどこかでまた 君と僕のページ
重なる時が来たら 良いなと思ってる

最後に会ってから 君にどんな事があったか
嬉しかったページも 悲しかったページも
笑いあいながら 見せあえるだろう

僕の心霊特集見て後悔した事も
つぼみのままだった花がやっと咲いた事も
全てを笑いあえる明日へ 向かうためのピリオド


君と僕がつけたピリオド
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by karasimutard | 2005-03-26 04:39 | ☆キミトイタヒビ

ブルースパフェ

寒すぎる部屋の空気に起こされ
今日も一人で食べる朝食
君がいなくなったワンルームは
僕には宇宙よりも広すぎて

半分カラになった本棚に
君が忘れてったブルースハープ
僕が誕生日にあげたハープ
あんなに大切にしてくれていたのに

ごめん 僕は上手に吹けないから
君の帰りを待つハープの声を届けてあげられない

甘いモノに目がなかったね君は
特にフルーツパフェが大好きで
一方僕は甘いモノは苦手で
いつもほおばる君の笑顔を見てた

あの日は朝からケンカをしてた
昼もまたつまらない事でケンカ
フルーツパフェをおごってあげて
やっと夜に仲直りできそうだったのに

何でこんな結果になったのか
君の気持ちの全てが 未だに分からないまま

今更どうしようもないけど
あの時 すぐにブルースハープを持って
君を追いかけたら 今頃はどうなってただろうか

いつかグウゼン どこかで君に会った時のため
外出する時 ハープを持ち歩くのがクセになった

今更どうしようもないけど
あの時 一口でもパフェを食べたら
君の気持ち ほんの少しでも理解できただろうか

いつかバッタリ ファミレスで君に会った時のため
食べないけど いつもパフェを頼んでおくのがクセになった


今も目の前に 持ち主のいないハープと
食べてもらえないパフェが一つずつ

試しに一口食べてみた やっぱり僕には甘すぎた
またもう一口食べてみた 君の笑顔を思い出した
またもう一口食べてみた 涙が少しだけ出てきた
君の好物 食べてみた 君との日々の味がした・・・


最後の方は涙でよく分からなかった
悲しさだけが口に残っている


ブルース味だな こりゃ・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 04:39 | ☆キミトイタヒビ

ラストシーン

悲しさがいつも 僕を追いかけていって
優しさがいつも 僕を追い越していって
空を見上げて 何か祈ってた
流れ星は ちょっと速すぎるな

君が言った「サヨナラ」から抜け出したくて
古本屋で 新しい愛を探してた

でも いくら読んでも 君を探してる

敵国同士で恋をしてた悲しい二人
すれ違いの末 愛を知った優しい二人
どんな本にも 忘れられない
土壇場で叫んだ 名ゼリフ

どんな悲しいラストでも 続きを考え
どんな優しいラストでも 続きを考え

忘れるためなのに 君を探してる

速すぎる流れ星に また祈ってる
もう一度 君と会えないものかな

どれだけ本を読んで 悲しくなったろう
どれだけ本を読んで 優しくなったろう
ストーリーの続きを 気にしすぎて
どれだけ君のセリフを 見落としただろう

君の顔やしぐさは思い出せるのに
「サヨナラ」以外の言葉が見当たらない

僕はラストシーンの セリフを探してる


古本屋で 本が流れてく
古本屋で 愛が流れてく

「サヨナラ」の後
君は流れ星みたく 一瞬で消えていった

悲しさがいつも 僕を追いかけていった
優しさがいつも 僕を追い越していった
ラストシーンで 君に言えなかった
僕のセリフは ちょっと遅すぎるな

消えてった流れ星に まだ祈ってる
もう二度と 君に会えないのだろうな

この気持ちを本にして 空へ流したら
いつか誰か読んでくれるだろうか

速すぎたラストシーンで言えなかった
僕の最後のセリフは・・・・


やっぱり


「サヨナラ」・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 04:38 | ☆キミトイタヒビ

Story Behind Sounds

ドアを開ける音 ドアを開ける音 閉める音
あなたの声 あなたの声 「おかえり」 

私の心臓 私の心臓 早い 早い
私の声 私の声 聞こえない

あなたへ告げる最後の言葉
あなたへ告げる最後の言葉
言えない 言えない 
だけど 
言わなくちゃ 言わなくちゃ

私の心臓 私の心臓 早い 早い
あなたの声 あなたの声 「どうしたの?」

あなたの足音 あなたの足音 こっち来る
優しく私の 優しく私の 肩に手を置く音

あなたへ告げる最後の言葉
あなたへ告げる最後の言葉
言えない 言えない
だけど 言わなくちゃ 言わなくちゃ

私と一緒にいると ダメになる
このままじゃ二人とも ダメになるから

だから・・・



「サヨナラ・・・」




音がしない 音がしない 何も音がしない
私の心臓 私の心臓 早い 早い

早い 早い 

早い 早い 早い

早い 早い 早い 早い・・・


あなたの声 あなたの声 聞こえない
私の声 私の声 聞こえない

振りほどく音 振りほどく音 あなたの手を
振り返る音 振り返る音 私の足音

ドアを開ける音 ドアを開ける音 きしむ音
ドアを閉める音 ドアを閉める音 終わりの音

ドアを閉める音 ドアを閉める音 もう 聞こえない

歩く音 歩く音 私の足音 遠ざかるあなたの家

泣く音 泣く音 私の泣声 遠ざかるあなたの家


私の心臓 私の心臓 早い 早い
まだあなたの事 好きな音 好きな音

まだあなたの事 好き 
だけど だけど サヨナラの音



この間 たった 60秒
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by karasimutard | 2005-03-26 04:36 | ☆キミトイタヒビ