カテゴリ:☆それはまた別の話( 6 )

アンタレス

彼女はその命を全うした直後だった
寿命ではないが 偶然が重なった事故で

まだ若い娘だった 全てはこれからだった
僕の親友の姉で 僕の大事な友達だった


彼女と僕の接点を 軽く振り返ってみようと思います・・・


初めて会ったのはアメリカの高校で
第一印象は あぁ にぎやかな人だな と思った


少しずつ仲良くなり 
よくバカな話もして
一緒にご飯作ったりとか
よく飲みに行ったりとか
「ヤニろうか」なんて言って
タバコ吸いに行ったりとか
「あたしは平凡じゃ終わらないよ」
なんて言って笑ってたっけ

あぁなんだろう・・・

もっともっとたくさん思い出はあったハズなのに

上手く思い出せないな

ただ ナミダが 思い出のかわりに 零れ落ちる

ねぇ、きいても良い?

その瞬間

君は 走馬灯ってやつ 見たのかな?


空に浮かぶ 真っ赤な星

君はそれになったのかい?

君はそこに今いるのかい?


君の一生が 平凡であったかどうかは
今となってはわからないが
君の一生が 幸せであったかどうかは
今となっては知る術もないが

幸せであったと 信じたい

ねぇ 最後にヒトツ聞いて良い?


君の見た走馬灯に・・・・




僕はいた?
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by karasimutard | 2005-04-06 11:38 | ☆それはまた別の話

えんぴつ公園

僕の家から2つ向こうの通り沿い
いっぱいラクガキがあったから僕らは
「えんぴつ公園」て呼んでたね

大きな公園の大きな砂場
小さな二人の大きな世界
日が暮れるまで君と砂のトンネル

小さな二人の小さな手が
大きな砂山のちょうど真ん中
お互い触れ合えると 僕ら笑った

かくれんぼの途中で家に帰ったり
内緒で作った落とし穴にハメたり
結構ヒドイ事も君にされたけど
僕はそれでも 楽しかったよ

まだ この頃は 僕ら 笑ってたんだ

「えんぴつ公園」にまたラクガキが増えた
相合傘に二人の名前 君と僕
ハートなんか描いちゃってさ

小さな二人の小さな傘の
小さなラクガキ大きなハート
意味もわからずケッコンなんて誓って

小さな二人の小さな約束
大きな夕日が沈み出す頃
手を繋いで家まで 僕ら帰った

すぐバレる子供っぽいウソをついたり
すぐムクれてありったけの悪口言ったり
結構イジワルも君にされたけど
僕はそれでも 良かったんだよ

きっと 永遠に 続く そう感じてた


理由はなんだっけ 覚えてないけど
君が遠くへ行く事が決まったんだ
またいつものウソだと思いたかった
だけど君の表情から ウソではないと分かった


最後に作ったね 砂の山にトンネル
小さな二人の 小さな手が
砂の中で触れ合うと 僕ら泣いたね


君が遠くに行くのは 僕の手が小さすぎるからだと その時思った・・・









あんなに大きな公園
こんなに小さかったっけ


僕の家から2つ向こうの通り沿い
いっぱいラクガキがあったから僕らは
「えんぴつ公園」て呼んでたね

最後に作った大きな砂山
もちろん一日だってもたずに
初めから何もなかったみたいに

だけど今でも小さなラクガキ
ずいぶん薄くなったけれど
ちゃんと読めるよ君と僕の名前

あの頃より僕の手は大きくなった
だけど君はまだ遠くに行ったまま
ヒドイ事やイジワルもよくされたけど
僕はあの頃 思い出す度


君の 笑顔を 少しずつ 忘れてるのが一番悲しい


あの頃は まだ もう会えなくなる事を


君も 僕も 知らなかったんだ


だけど 僕はまだ


君が好き


それは 忘れない
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by karasimutard | 2005-03-26 05:57 | ☆それはまた別の話

花を探す

エアコンがない君の部屋も 気持ち良く覚えているよ
よくベランダで二人で星見ながらお酒飲んだっけ

その君のアパートの近く 大きな公園があって
暖かい日はそこで 芝生に寝転んで
やっぱり星を見てたっけ 

数え切れないに決まってるのに 数えながら
手をつないでさ いつか眠り込んでさ

君の声を聞くのが 一番嬉しかった
君と話をするのが 一番嬉しかった

君の声が 聞きたくなる

君は割とキズつきやすい人でよくなぐさめてたね
僕らの解決法は決まっていて やっぱり公園だった

いつだったか綺麗な花を ヒトリでいる時見つけて
いつか見せてあげようと 思っていたんだ
思っていたのに いたのに

ここから君のアパートが見える もう君はいない
色んな事が 重なったんだよね

君の声を聞くのが 一番嬉しかった
君と話をするのが 一番嬉しかった

君の声が 聞きたくなる

ただ上手くいかなかった事とか キズついた事とかが重なったんだ
だから君はこの街を出て行こうとした 当然僕は反対した
だから泣いてた君をなぐさめようとして あの花をつんで来ようとしたんだ
季節が変わっていたせいか どれだけ探しても見つからなかったけど
だけど 探したんだ あの花を見せれば 君もこの街に残ると思って


結局 花は見つからないまま君はいなくなった 見送りにも行けず
もしかしたら 花なんて関係なくていつもの様に

公園へ連れて行ったら 君はまだ隣にいたかも
目の前にはあれだけ探してた花
涼しい顔で咲いている

もう良いんだお前は悪くないから その代わり
いつか他の誰かがお前を求めたら その時は助けてあげて・・・

あの時 君は僕の声が聞きたかった?
あの時 君は僕と話をしたかった?

あの時の事を思い出し
少し涙ぐむよ・・・
もうなぐさめてあげられない

君の声を聞くのが 一番嬉しかった
君と話をするのが 一番嬉しかった


君の声が聞きたくなる・・・

君と星を見たくなる・・・

君と公園で会いたくなる・・・



君の声が・・・


聞きたい・・・・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 05:57 | ☆それはまた別の話

ミルフィーユ

木の実をついばむ鳥達が
僕の足音に驚いて
いっせいに飛び立つのを
不思議な気持ちで眺めてた

子供の頃から欲しいモノがあると
それを何枚も絵に描いては
なんとなく手に入れた気分になって
我慢するというおかしな癖があった

今僕が欲しいのは この大きな大きな古い木

いつもの様に木を描いてると
ちょうど反対側に人影
君も僕に気付いた様だ
軽く会釈して挨拶

いきなり君の方からアプローチ
「どうしてこの木を描いてるの?」
僕の妙な癖の話を聞かせると
君はくすっと微笑みながら立ち上がり

「いっしょだね」と言って 僕の隣に席を移した

空を舞う鳥達 その真下の木の前で
風に吹かれ舞い上がる千の木の葉たち
欲しくて欲しくて手に入れられない
その途中 君と出会った

いつしか僕らは毎日の様に
並んでこの木を描いていた
お互いの絵を見比べ
不思議な気持ちで笑ってた

同じモノを見ているのになぜだろう
二人の絵の雰囲気は違ってた
その内僕は見せなくなってった
君のがずっと上手いのもあったけど

気付いたら木の横に 君の顔を描いていたからだ

空を舞う鳥達 その真下の木の前で
風に吹かれ舞い上がる千の木の葉たち
欲しくて欲しくて手に入れられない
その対象 君に変わってた


僕はあの場所へ行かなくなった
木の絵が描けなくなったから
その代わり 君の絵ばかり上手くなっていく
それなのに 素直に君に会いに行けない

なぜなら 君が欲しいのは僕ではなく
あの木だという事を分かっているから

分かってしまうから・・・・・・



ある日僕に手紙が届いた
差出人は君の名前
封を開けるとそこには
一枚の木の葉と短い手紙







君は相変わらず木の横で
絵を描き続けていた
君はあの時と同じ笑顔で
僕に絵を見せてくれた

そこには大きな大きな古い木と
笑っている君と僕の顔



君の手紙の内容を思い出す・・・



『お久しぶりです
会えない日が続いて寂しいです
あなたが欲しがっているこの木を
あなたに届ける事はできませんが
せめて 木の葉を一枚送ります


最近 あなたの絵ばかり描いています』




空を舞う鳥達 その真下の木の前で
風と踊る九百九十九の木の葉たち そして微笑む一枚の葉
欲しくて欲しくて手を伸ばして
その先の 君の手を今

お互い ぎゅっと 握った・・・
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by karasimutard | 2005-03-26 05:56 | ☆それはまた別の話

イメージショットガン

Please don't let me
Shot the gun at you.
Imagine the sound of
Breaking down the policy.

想像にまかせて 流れてみる
オモイになぞって 粘土をこねる

なんか 出てきた 
なんか 出てきた

Magic man said,
"Can you see the Blue Sky and the Moon at the same time?"
Music man said,
"Don't bother your monster that living inside of you."

Please don't let me
Fade the flower by my sadness
Imagine when your and my color
Fade into one another

命を回して 溶け合ってく
君と僕の 境目もなく

君と つながりを
君と つながりを

今 君の 中は 
とてもとても 暖かい

僕はどうなるのか? 君はどうなるのか?
これで良いのかな? これで良いのかな?

また意識が 深く深く 落ちていく

落ちていく・・・


Please don't let me shot the gun at you.
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by karasimutard | 2005-03-26 05:55 | ☆それはまた別の話

聖星流転

色んな事から逃げてきて すっかり癖がついていた
逃げ込んだ先は暗すぎて 帰り道も見えなくなってた

笑顔を忘れている事に なかなか気づけないまま
取り繕って笑ってみても 余計な誤解を招く始末
数え切れない夜の中で ヒトリで心苦しんで

星が流れ 転がり落ちる
落ちた場所から何かが光る
踊る様に揺れながら 輝く星を
手を伸ばしても 掴もうとしても 遠すぎて触れない

誰かを助ける為にと 微笑みながら手をかざす
笑顔のままでいる事で 辺りに明かりを照らしてた

笑顔を与え続けてた 次第に増えれば増えるほど
どんな悲しみに出会っても 自分が泣く事を許されない
朝の光が来る度に ヒトリで涙こらえて

星が流れ 転がり落ちる
落ちた場所から何が見える?
歌う様に 高らかに 輝く星を
抱きしめても 探しても 近すぎて分からない


夜の闇にかこまれて 震えながら動けずに
もがきながら光を探す ぬくもりに飢えた人がいる

生まれながら手の中に 太陽を秘めて輝いて
その明かりが強すぎて 孤独に悲しむ人がいる

旅立つ二人 手をとりあって
夜空の星が二人を照らす

踊る様に 歌う様に 輝いている光が
憂い顔と 泣き顔を ホントの笑顔にする

旅立つ二人 星は夜空に
夜空の先に 昇る太陽

星が流れ 転がり落ちる
落ちた場所から見える光 聖なる光

踊る様に 歌う様に 燃えている命と
憂い顔も 泣き顔も 聖なる光が照らしてる

揺れながら 高らかに 二人の旅照らしてる
星が流れ 転がり落ちて 聖なる命を燃やしてる

だってヒトリで悲しむコトなんてないんだ
だってヒトリで苦しむコトなんてないんだ

だから 
夜は朝をむかえに 
朝は夜をむかえに 
君が泣かないように 君をむかえに行くんだ
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by karasimutard | 2005-03-26 05:55 | ☆それはまた別の話